大阪・サプール展へ行ってきました【異国のヒーロー像を学ぶ】

展覧会・展示会

こんにちは、夢路キリコです。
私がめっちゃ尊敬するアフリカ・コンゴ共和国の「サプール」の皆様の写真展が大阪なんばパークスでやっていると知り、早速見に行ってまいりました!

個人的に色合いのステキさやオシャレっぷりをデザインの教材として使わせていただいてることはもちろんの事、誕生のベースから素晴らしいので是非紹介したくブログを書きました。

サプールとは

世界で最も貧しい国の1つと呼ばれるコンゴ共和国の貧困と内戦の哀しみから誕生した文化。「サプール」と呼ばれる人たちは週末になると高級ブランドに身を包み、街を優雅に闊歩する。平和主義と反暴力の意志をエレガントさで表現する紳士たちの協会。

サプールの姿

今回は色鮮やかなサプール(ブラザウィル地域)と、モノクロ系のサプール(ヨウジ・ヤマモト愛好・キンシャサ地域)のサプールのダブル展覧会でした! 豪華〜♬
しかも会場が撮影&web投稿フリーだったのでいろいろ撮影してきました。

もうすっごいカッコイイ!! センスの塊!! 粒ぞろいのオシャレ番長しかいねえ!!!!

もうオマエら3DCGかーッ!!!ってくらいステキでした……。彼ら背は高いし手足長いし、他の民族よりも骨がガッシリ太いのでハイブランドの服着てもボテっとせずにシルエットがバシーッ!っとキマるのが本当に最大のウットリポイントでした。
まさに「絵になる」とはこのこと!!

異国のヒーロー像を学ぶ

日本人からすると「派手な格好してるだけじゃん」と感じるかもしれないけど、サプールの何がすごいって、彼らが現地の子供達の憧れの的だっていうこと。
つまり【ヒーロー】なのだ。

サプールになりたいから言葉遣いも丁寧に、姿勢良く、身綺麗に、優雅であろうと彼らをマネする子供達がいっぱいいるそうです。

歴史からして貧困と暴力は概ねセット。生きるためとはいえ奪ったり暴力至上主義にならざるをえない傾向が強い環境な中で、染まりやすい子供達が憧れるヒーローが【平和をエレガントで表現する紳士たち】というね。

わたし子供達が憧れる【争わないヒーロー】なんて見たことなかったから、むかし初めてサプールを知ったときは本当にシビれた。
これは諸外国がホイホイ真似できない唯一無二の個性だなぁと思います。
これは1つの国の文化ではなく、人類史の文化の境目の1つだと私は感じました。

展示会場にサプールの歴史の詳細が書かれていたボードがあったので撮影してきました。
ご興味ある方は読んでみてください。
わたしは最後の11行、グっと来すぎて現場で泣きかけちゃいました(笑)

ではでは
また次の記事でお会いしましょう。
夢路キリコより

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